食育のようす(千早小吹台小学校3年生「農家の仕事」)
食育のようすを紹介します。給食時間に行う食育の他に、各学年で教科等と関連した食に関する指導を行っています。9月24日に、小学3年生の社会科「農家の仕事」という単元に関連して、学校給食から千早赤阪村の農産物を学習しました。
「給食で使っている、千早赤阪村の農産物は何か、どうやったらわかる?」と聞くと、
「あっ、あれ!献立表や!」
「そうそう、献立表。どこを見ればいい?」
「細かい材料が書いてある面!」
「そこに★ついてるやつ!」
そうです。献立予定表の裏面が、使用食品表となっており、食品名の横に★(黒い星)がついているのが、千早赤阪村産です。一度チェックしてみて下さい。子ども達はそれを調べながら、給食で使っている千早赤阪村産の農産物をワークシートに書き出しました。
そのあと、農産物を春夏秋冬で分類したり、どのくらいの量を使っているかを考えたりしました。最後に、千早赤阪村で農業をされている方を少しだけ動画で紹介しました。
子ども達は野菜のことや、農業について、もう少し知りたくなったようで、次は、動画で見た農家さんに見学に行かせてもらうことになりました。
そして、10月16日、学校から徒歩20分くらいのところにある、農家さんの畑を見学させてもらいに行きました。子ども達は、運動場の半分くらいある、大きな畑にびっくり!
カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、白菜といった冬野菜が、順番にたくさん育てられていました。どれもまだ収穫前なので、よく似ていました。
「ブロッコリーのもじゃもじゃしたところはどこから生えてきますか?」
「カリフラワーとブロッコリーを間違ったりしませんか?」
「カリフラワーはなぜ白いのですか?」
など、子ども達はその場で気になったことをたくさん質問していました。
田んぼやため池も見せてもらった後、最後に質問をさせてもらいました。
「たくさんやさいを育てる工夫は何ですか?」
「何歳くらいから農業をしていますか?」
「台風のときはどんな対策をしますか?」
「何時間くらい働いていますか?」
「カラスなどに荒らされることはないですか?」
など、たくさんの質問をして、たくさんお話をしてもらいました。
お話をして下さった方は、「日本で食べるものを、どのくらい日本で作っているか知っていますか?戦争などで、外国から食べ物が輸入できなくなることも、いつあるかわかりません。今、日本では、農業をする人がどんどん高齢化して、田畑も減ってきています。自分たちの食べ物を自分達で作ることが、どんなに大切なことなのか、考えて欲しいなあと思っています」とおっしゃっていました。
子ども達は、しっかり話を聞き、農業や農作物にさらに興味を持ったようでした。学校で給食の時間になると「これ○○さんの野菜かなあ」と話ししてくれているようです。これからも、社会科や総合的な学習の時間で地域のことを学んでいきます。頑張ってね。給食の野菜もたくさん食べてね。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
学校給食センター
〒585-0043 大阪府南河内郡千早赤阪村大字桐山258番地電話番号:0721-72-1112(直通)
ファックス:0721-72-1118
更新日:2024年11月08日