手前みそ完成!調理実習で使いました♪
村立中学校1年生の家庭科と関連して「手前みそを作ろう!」という題材の学習をしています。食育ということで、養護教諭の先生と栄養教諭も加わりました。
「手前みそ」は「自分で自分を褒めること」という意味で使われる言葉ですが、元々、味噌は自家製で、自分が造った味噌を互いに自慢し合ったことから、その言葉ができました。
中には、家庭で手前みそを食べたことがある生徒もいるようでしたが、「みんな手前みそを食べたことあるねんで」と言うと、「あっ!」「給食や!」とすぐ気づいてくれました。給食のみそは、千早赤阪農振連絡協議会の加工部の方が手づくりしてくださっています。
そんな給食のみそも題材にしながら、9月6日の事前学習では、材料、種類、準備や作り方を学びました。
そして、9月13日に「手前みそ」作りの調理実習を行いました。やわらかくゆでた大豆を潰します。粒が無くなる位しっかり潰すと、なめらかなみそに仕上がります。
大豆の下ゆで含め、材料は、村の農協の方が全て下準備して下さいました。ありがとうございました。
次に、塩を混ぜ合わせた米麹をつぶした大豆に加え、しっかりと混ぜ合わせます。
最後にソフトボール大の大きさに丸め、樽に仕込んでいきますが…
投げ入れます! (速すぎてうまく写っていません…)
遊んでいるわけではなく、投げ入れることで空気が抜け、隙間なく仕込むことができ、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
この後、さらに空気を抜くように、全体を押さえて平らにし、お酒で表面を消毒してから、蓋をします。上には重りとして塩10キログラムをのせて、仕込み完了! 冷暗所で保管し、3ヶ月から半年間、熟成させます。 完成すれば、みんなで作った「手前みそ」を使っての調理実習です。
そして、いよいよ、出来上がった「手前みそ」で調理実習です。12月13日に行いました。
鍋に、手前みそとみりんを溶き入れ、しょうがとさばを並べます。
落し蓋をし、ときどき煮汁をかけながら、煮ていきます。
「めっちゃいいにおいする!!」
約10分ほどで煮上がります。子ども達は意外に簡単にできたことに驚いていました。
盛り付けも協力してできています。
みんなそろって「いただきます!」
感想を言い合いながら、どの班もワイワイと食べていました。煮汁をたっぷりかけている生徒もいました。1年生担任の先生方も来て下さりました。

つやよく、みその良い風味がする「サバのみそ煮」に仕上がっていました。
自分たちが仕込んだみそを使って、こんなに美味しい料理が仕上がるのに驚いている様子でした。
3学期には豚汁も作る予定です。楽しみに実習を頑張りましょう!
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更新日:2019年12月17日