自然を感じる

下赤阪の棚田は、室町時代に開発されたとされており、今もなお米作りが行われています。一年を通じて多くの人が訪れ、写真撮影や写生を楽しまれます。

毎年1月初旬~2月中旬にかけて5万本のスイセンが咲き誇る「スイセンの丘」。 階段を少し上った丘の上には、「奉建塔」と展望台があり、村外からも多くの観光客が訪れるスポット。
白と黄色の小さなかわいい花を咲かすスイセンが一面に咲いた丘は、見ごたえ充分。多くのカメラマンが撮影を楽しんでいます。

「千早のトチノキ」は、金剛山へと延びる登山道の1つ、伏見林道を約500メートル登った標高約700メートルの地点、千早川に流れ込む谷川沿いに立っています。
このトチノキは樹高約25メートル、幹周4.3メートルを測る巨樹で、太い枝を空に大きく突き出しており、その規模から樹齢はおよそ300年と推定されています。このような大きく、目立つ特徴を活かし、「千早のトチノキ」は、登山者はもちろん、山で働く人たちの待ち合わせ場所や目印として利用されています。
平成13年2月に、大阪府の天然記念物に指定されています
御旅所北古墳・御旅所古墳

本村を含む南河内という地域は、たくさんの古墳が見られる地域として広く知られており、本村北部においても古墳を見ることができます。
古墳といえば、前方後円墳という名称をよく聞きますが、本村に見られる古墳は、円墳と呼ばれるものです。
このうち、建水分神社の秋の祭礼に際して、地車が集まり、にわかを奉納する御旅所には、御旅所古墳、御旅所北古墳と2基の古墳があり、御旅所北古墳からは石棺が2基発見され、6世紀末から7世紀初頭頃のものであることが、発掘調査からわかっています。
なお、石棺については現地で、また、出土資料については郷土資料館で見学することができます。機会があれば、一度ご覧ください。
不本見山
不本見山は東阪に所在する茶碗を伏せたような形をした山です。
古来、このような形の特異な山には、神様が宿ると考えられており、神奈備(かんなび)などと呼ばれていました。
さて、この不本見山には、次のような話が伝えられています。
昔、子どもたちが相撲をとって楽しんでいると、風がおこり、木の上より「ヤーホ」という声と笑い声が聞こえました。そこで、子どもたちは木の上を見たところ誰もいなかったため、驚いて服も着ずに裸のまま逃げ帰りました。子どもたちの話を聞き、親たちも驚いて来てみると、子どもたちの衣服がきれいに整えられていました。その様子から、きっと神様が相撲を好まれて、見物に降臨されたのであろうと考え、以来、不本見山の大祭に「ヤーホ相撲」が奉納されるようになったということです。
一度、機会があれば訪ねてみてください。「ヤーホ」という声が聞こえてくるかもしれませんよ。











